50代 関西

大阪主愛教会(大阪) Shinjiさん

―まずはじめに、Shinjiさんが教会に通い始めたきっかけを教えてください。

僕は子供の頃から体を動かすことが好きでスポーツばかりしていて、大学ではアメフト部に入りました。入部当時は「アメフト選手って格好いいし、目立てるかも」という憧れと、アメフト部で頑張ることで自分を磨き、成長させたいという強い思いがありました。でも、うちの部は選手層がとても厚く、毎日練習して部活動に没頭したもののチームメイトに全く歯が立たなかったんです。2年目で自分がこの先どれだけ頑張ったとしても到底スタメンで試合に出ることはできないだろうと気づいてしまったんですよね。その時、人生で初めてくらいの大きな挫折を味わって、悩みに悩んだ末、2シーズン終えたところでアメフト部を辞めました。

部活を辞めたら突然ポカンと時間ができて、時間を持て余すようになったので、何か新しいことをやろうと体育会以外のサークルを探し始めました。そんな時期に同じ学科の知り合いからスポーツに誘われたんです。よく聞いてみたら、その人が通ってる教会の人たちとスポーツするというので少し驚いたんですが、せっかく誘ってくれたし、ちょうど体を動かしたかったので、とりあえず行ってみることにしました。

―多少驚きつつも、なぜ教会に行ってみようと思われたんですか?

当時の自分の心境としては、体育会で挫折した直後で、これまでのスポーツ一辺倒の人生から何か大きく方向転換をしたかったんですよね。自分を変えられるなら、この際、宗教でもなんでも良いくらいに思っていたので、「教会って、これまで全く関わってこなかった分野だけど、それくらい逆振りするのもありかも」くらいの気持ちでした。あと自分は体も大きくて力には自信があったので、行ってみて、もし嫌な気分になったら自力で出ていけば誰も止められないだろうし大丈夫だろう(笑)みたいな感じで考えてましたね。

―大胆というか、なんとも体育会系らしいですね(笑)

そうですよね(笑)当日の待ち合わせ場所が教会の前だったんですけど、興味本位で中に入ってみたら、祈っている人がいてびっくりしました。緊張しながら教会の方々と話してみたら、皆さん人格的で素敵なお兄さんお姉さんばかりで安心したのを覚えてます。あと印象的だったのが、同じ年の子と話した時に人生や将来についてしっかり考えている方が多くて、自分よりも精神年齢が随分上だと感じたんですよね。

何度かスポーツや食事などに参加して教会の人たちと交流しているうちに、彼らが生きることや人生に真剣に向き合っているように思えてきて、自分と彼らとの違いを自分なりに考えるようになったんです。彼らの目がとても輝いて見えて、それが眩しく羨ましくもあり、自分はそうではないのが少し悔しくもあって。自分も聖書を読んだらああなれるのかなとか考えたんですが、なかなかそれを自分からは言い出せなかったので、早く誰か自分に聖書を読むように勧めてくれないかなと思ってました(笑)

しばらくして「Shinjiくんも聖書の話を聞いてみる?」と話を振られた時には、「ようやく勧めてくれた!」と思い、「はい、聞きます!」と即答しました(笑)それから教会で聖書の話を学ぶようになったんです。

―勧められるのを待っていたんですね。実際に聖書を学んでみて、いかがでしたか?

自分から学びたいと思ったとはいえ、やはり最初は宗教に対する若干の抵抗感はありました。でも実際に聖書を学んでみると、とても分かり易く論理的だったので、純粋に新しい知識を得られるのも面白かったです。2000年前という時代に、すでにイエス様が愛について語り、愛の概念について詳しく教えていらっしゃったことには驚きました。当時日本は弥生時代ですから、その時点でのイスラエルと日本の精神文明の発達の違いや差には驚きましたね。

聖書を学ぶうちに、結局この話は自分自身とその人生について学ぶ話なんだと気づいたんです。その頃から少しずつ、聖書を通して神様やイエス様の精神や思想を自分のものにしたいと考えるようになって、自分の中に徐々に信仰が育っていきました。今はあの時、多少驚きつつも、とりあえず(教会に)行ってみようと思えて本当によかったと思います。

―体育会での挫折を経て、教会との出会いという大きな人生の転機があったわけですね。ところで現在、教会ではどのような活動をされているんですか?

平日は仕事なので、教会の活動は主に週末ですね。ここ数年は教会の人たちと一緒にゴミ拾いやフードパントリーなどのボランティア活動をしていて、来年開催予定の大阪万博のボランティアにも応募しました。仕事では新製品開発に携わっていて、試行錯誤や失敗も多いですが、うまく行くように祈りながら働いています。神様から頂いた大切な体を用いて何かしら社会に貢献したいという思いで、仕事にもボランティアにも取り組んでいます。

あと我が家には小学生の子供がいるんですが、自分が体を動かすことや自然が好きなのもあって、うちの子と同い年の教会の子供たちを連れて、よく山や海などに遊びに行きます。今年の夏は川遊び、カブトムシ捕り、地引網、海水浴、ラフティングなど倒れるくらいに自然を満喫しました(笑)子供たちには楽しみながら自然を通して神様の雄大さや偉大さを感じ、神様を信じるようになってくれたらいいなと思っています。

―Shinjiさんのお話を伺っていると、教会での活動や日々の生活を心から楽しんでいらっしゃるように感じます。

はい、教会は色々なことができて楽しいですよ!うちの教会は乳幼児から高齢者、年齢や国籍もさまざまな多種多様な人たちがいるし、そういう人たちと交流できるのは非常に学びが多いですね。教会という場所は、人格的で心の優しい人が多いコミュニティだとも思います。

自分もそうでしたが、教会や宗教と聞くと少しハードルが高く感じるかもしれないですが、そんなことはないので、ぜひ一度、CGMの教会に来てみてほしいです。

大阪主愛教会 https://osaka-shuai.com/

―教会の楽しそうな雰囲気が伝わってくるお話でした。本日はお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました!

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